輝らりキッズ 中学生なぎなた女子日本一

 全国大会、4回目制す

  島根開催の国体V夢見る

   橋垣(はしがき) 苺佳(もか)さん(斐川西中3年)

演技の稽古に励む橋垣苺佳さん(左)=出雲市斐川町神庭、荘原小学校体育館
 7月27、28の両日、福(ふく)井(い)県立武(ぶ)道(どう)館(かん)(福井市)であったJOCジュニアオリンピックカップ第27回全国中学生なぎなた大会・個(こ)人(じん)試合女子の部で、斐(ひ)川(かわ)西(にし)中学校(出(いず)雲(も)市斐川町直(なお)江(え))3年生、橋(はし)垣(がき)苺(も)佳(か)さん(14)が初優(ゆう)勝(しょう)しました。小学1年生で本(ほん)格(かく)的になぎなたを始め、以来、全国大会での個人優勝は通算4回目。「世界大会での優勝」を夢(ゆめ)に、大会終了後の夏休み中も、一生懸(けん)命(めい)稽(けい)古(こ)に励(はげ)みました。

 「ライバルで友達の愛媛(えひめ)県の選手と決勝戦で対戦して勝った。今回は優勝したかっただけに、特にうれしかった」と、喜(よろこ)びをかみしめる橋垣さんは、出雲市斐川町内の小中学生でつくる「斐川なぎなたスポーツ少年団(だん)」(橋垣糸(いと)代表、団員8人)に所(しょ)属(ぞく)。同町内の小学校体育館を拠(きょ)点(てん)に週2、3回、稽古をしています。

 橋垣さんは、指(し)導(どう)者(しゃ)で母親でもある橋垣代表(48)の影(えい)響(きょう)で、なぎなたを始めました。かつて橋垣代表は選手、監(かん)督(とく)としても国民体育大会などに出場し、間近にいた橋垣さんは自然と同競(きょう)技(ぎ)にふれる環(かん)境(きょう)にいました。同スポーツ少年団には、西日本大会優勝経(けい)験(けん)もある弟の中(ちゅう)部(ぶ)小学校(出雲市斐川町直江)5年生、呂(ろ)緯(い)君(10)、妹の同2年生、杏(も)虹(に)さん(8)もおり、親子で競技に取り組んでいます。

 8月20日夜も、荘(しょう)原(ばら)小学校(同町神(かん)庭(ば))で松(まつ)江(え)市内の小中学生も加わって計10人で稽古をしました。

稽古の合間にくつろぐ橋垣苺佳さん(左)ら斐川なぎなたスポーツ少年団員たち=出雲市斐川町神庭、荘原小学校体育館
 なぎなたには、防(ぼう)具(ぐ)をつけて定められた部位を互(たが)いに打ち合う「試合」、防具をつけずに指定された形を対人で行う「演(えん)技(ぎ)」の二つの競技があります。この夜も両方の稽古をし、団員最年長の橋垣さんはリーダーとして後(こう)輩(はい)たちに、相手の次の動きを考えた対(たい)応(おう)の大切さを教えていました。

 共に稽古をした旧(きゅう)知(ち)の松江市立第一中学校(松江市外(そと)中(なか)原(ばら)町)1年生、寺(てら)本(もと)春(はる)葉(は)さん(13)も小学生時に全国大会優勝経験がある選手です。寺本さんにとって、橋垣さんは技(わざ)の繰(く)り出し方など、とても参考になるようでした。

 「なぎなたをしている時は集中できている。打ち込(こ)んでいる」と話す橋垣さんですが、世界大会優勝のほかにも夢があります。それは、島根県で2029年の開(かい)催(さい)が内々定している国民体育大会(23年から国民スポーツ大会)に、杏虹さんと共に島根県代表として出場し、「優勝すること」(橋垣さん)だそうです。  中学校卒業後もふるさとを拠点に競技を続け、世界へ飛(ひ)躍(やく)したいと考える橋垣さん。まだ優勝経験のない西日本大会(2020年3月)での優勝を目下の目標に、技を磨(みが)いています。

プロフィル

【好きな教科】 体育

【好きな食べ物】肉、梅(うめ)干(ぼ)し、キュウリ

【尊(そん)敬(けい)するスポーツ選手】

 安(あ)喰(じき)愛(あい)さん (島根県体育協会)

 井(いの)上(うえ)美(み)代(よ)さん(出雲北(ほく)陵(りょう)中高教員)

2019年9月4日 無断転載禁止

こども新聞