賃上げ「環境整理して決定」 全トヨタ労連会長が会見

 記者会見する全トヨタ労働組合連合会の鶴岡光行会長=13日午前、名古屋市

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会の鶴岡光行会長は13日、定期大会に先だって名古屋市で記者会見し、2020年春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分などの賃上げを要求するかどうかについて「取り巻く環境を整理して方針を決定する」と話した。米中貿易摩擦の激化などで世界経済の先行きは不透明さを増しており、20年春闘は難しい交渉を迫られそうだ。

 鶴岡氏は米中や日米の貿易交渉や次世代車開発の行方が、業界の経営状況に大きな影響を与えると指摘。「経済の見通しをより慎重に見なければ、いつどうなるか分からない」と警戒感を示した。

共同通信社 2019年9月13日 無断転載禁止