輝らりキッズ 中学生硬式野球チーム、主戦で引っ張る

 ジャイアンツカップ出場

 宮本(みやもと)大輝(だいき)さん(石見中3年)

  夢は甲子園 練習に励む

中四国選抜チームに選ばれた宮本大輝さん(右)と笹田海風さん
 島根県西部唯(ゆい)一(いつ)の中学生硬(こう)式(しき)野球チーム「浜(はま)田(だ)ボーイズ」。ピッチャー、また副キャプテンとしてチームを引っ張(ぱ)ったのは石(いわ)見(み)中(島根県邑(おお)南(なん)町中(なか)野(の))3年生の宮(みや)本(もと)大(だい)輝(き)さん(15)です。

 宮本さんはチーム結成5年目で今年夏、初めて全日本中学野球選(せん)手(しゅ)権(けん)大会(ジャイアンツカップ)に出場。さらに、バッテリーを組む浜田三中(浜田市日(ひ)脚(なし)町)の笹(ささ)田(だ)海(し)風(せ)さん(15)と共に、ボーイズリーグ鶴(つる)岡(おか)一(かず)人(と)記念大会の中四国選(せん)抜(ばつ)にも選ばれました。

 宮本さんは「どちらの大会もいい経(けい)験(けん)になり、自信がついた。進学しても野球を続け、甲(こう)子(し)園(えん)出場を目指す」と目を輝(かがや)かせます。

 「試合に出ないとつまらない。レギュラーになりたい」。小学3年から父親の影(えい)響(きょう)で野球を始めた宮本さんは、常(つね)にその思いを胸(むね)に練習に励(はげ)んできました。小学4年、5年のころは朝5時に起き、父親からキャッチボールや素(す)振(ぶ)りなど厳(きび)しい指(し)導(どう)を受け、フォームやコントロールを身につけました。「つらかったけど成長を自分で感じることができたから続けられた」と宮本さんは振(ふ)り返ります。

 中学に進むときには高校も見(み)据(す)え、軟(なん)式(しき)野球ではなく硬式野球を習うことができる「浜田ボーイズ」に所(しょ)属(ぞく)することを決めました。練習場が遠いため、平日は週に2、3回練習に参加。土日は一日中練習か練習試合と、野球漬(づ)けの日々を過(す)ごしました。

 特につらいのは冬の基(き)礎(そ)体力づくり。10キロの走り込(こ)みに体(たい)幹(かん)トレーニング…。173センチ、68キロと決して体が大きくない宮本さんは、食べることも課題の一つで重(じゅう)箱(ばこ)のお弁当を食べます。「食べては走って、食べては走って。その繰(く)り返し。でも、春になると成果が出て打球が伸(の)び、球速も上がってくる」と話します。実(じっ)際(さい)、中学1年の冬に112キロだった球速が、中学2年の夏には128キロに、中学3年の夏には134キロまで伸びました。

練習試合で投球する宮本大輝さん=島根県邑南町淀原、瑞穂球場
 ジャイアンツカップもボーイズリーグ鶴岡一人記念大会も初戦で負けてしまいましたが、技(ぎ)術(じゅつ)では負けていないと自信がつきました。「登(とう)板(ばん)している間はランナーを背(せ)負(お)いながらも抑(おさ)えることができた」と笑顔がこぼれます。

 2ストライクと追い込んでから厳しいところに投げられるかが勝負で、配球を考えるのが投手の魅(み)力(りょく)といい、高校に進学しても野球を続けます。「自分より強くてうまい選手を大会で見てきた。プレッシャーも大きいけれど、やるからにはレギュラーを取り、活(かつ)躍(やく)する姿(すがた)をお世話になっている家族や友人に見せるのが恩(おん)返しだと思っている」。宮本さんの決意は野球を始めたころから変わりません。 

プロフィル

【好きな教科】 体育、美術(びじゅつ)

【好きな食べ物】果物

【あこがれの野球選手】

 米大リーグ、エンゼルスの 大(おお)谷(たに)翔(しょう)平(へい)選手

2019年10月2日 無断転載禁止

こども新聞