炉の炎 昼夜絶やさず 雲南・田部家 たたら操業始まる

製鉄炉に木炭を入れて燃やす参加者
 松江藩の鉄師を務めた田部家によるたたら製鉄の操業が5日、島根県雲南市吉田町吉田の和鋼生産研究開発施設で始まった。昼夜絶やさず燃やし続け、鉄の塊「けら」を6日に取り出す。

 操業は、第25代当主田部長右衛門氏が社長を務める住宅・食品関連の田部(雲南市吉田町吉田)が昨年、同施設を運営する公益財団法人・鉄の歴史村地域振興事業団の協力で約100年ぶりに復活させ、3度目となる。

 製鉄炉に火入れした後、社員ら約30人が炉に木炭と砂鉄を投入すると、勢いよく炎が上がった。木炭約800キロ、砂鉄600キロを使い、製錬する。

 参加した米国出身の雲南市外国語指導助手のマシュー・マクドナウさん(43)=雲南市三刀屋町在住=は「素晴らしいチャンス」と笑顔で話した。

 田部は昨年、「たたらの里づくりプロジェクト」を立ち上げ、たたら製鉄を軸に地域活性化を進める。

2019年10月6日 無断転載禁止

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