輝らりキッズ 県総体剣道の男子個人V

部員引っ張る主将

 強さと人柄で頼られる

  山根(やまね) 平(たいら)さん(邑智中3年)

掛け声を上げ、稽古に励む山根平さん=島根県美郷町粕渕、邑智中学校武道場
 島根県美(み)郷(さと)町の邑(おお)智(ち)中学校の剣(けん)道(どう)部で活(かつ)躍(やく)するのは、主(しゅ)将(しょう)で3年の山根平(やまねたいら)さん(15)です。今年7月、島根県奥(おく)出(いず)雲(も)町であった県中学校総(そう)合(ごう)体育大会の男子個(こ)人(じん)戦で優(ゆう)勝(しょう)しました。今後も剣道の道を進むため、日々、部員たちとともに熱心に稽(けい)古(こ)に励(はげ)んでいます。

 剣道を始めたのは、保(ほ)育(いく)園(えん)の年長時でした。兄と姉が地元にある剣道の強(きょう)豪(ごう)チームで知られる「木(き)積(つみ)スポーツ少年団(だん)」に所(しょ)属(ぞく)しており、稽古に取り組む姿(すがた)を見て、「かっこいいと感じた」のがきっかけだったそうです。

 小学校時代は、同スポ少で週3日稽古に励んで実力を付け、4年の時には中四国大会団体戦で先(せん)鋒(ぽう)を務(つと)め3位になりました。6年時には県大会男子個人戦で優勝しました。この時に「もっと強くなり、中学生でもトップを目指す」と誓(ちか)いました。

 中学生になると、剣道部での稽古に加え、同スポ少でも週3日稽古する態勢(たいせい)になり、当初慣(な)れるまではつらかったそうです。それでもスポ少時代の経(けい)験(けん)が「自分の剣道の基(き)礎(そ)になっている」と振(ふ)り返ります。

 得(とく)意(い)は小(こ)手(て)と面で、特に小手は勢(いきお)いよく攻(せ)めてくる対戦相手を抑(おさ)えるため、技(わざ)に磨(みが)きをかけています。2年からは主将になり、部員たちをリードする役(やく)割(わり)も務める一方、団体戦で大(たい)将(しょう)を担(にな)うことが多くなりました。

 部員で3年の竹本航(たけもとわたる)さん(14)は「対戦時、落ち着いていてオーラを感じ、実(じっ)際(さい)より大きく見える」と話し、保育園の年長から一(いっ)緒(しょ)に剣道をしている竹(たけ)内(うち)紫(し)奈(な)乃(の)さん(15)は「必ず勝ってくれる大将で、安心して試合に臨(のぞ)める頼(たよ)れる存(そん)在(ざい)」と信(しん)頼(らい)を寄(よ)せます。

顧問の三上誠二さん(左)の指導に耳を傾ける邑智中学校剣道部の部員たち
 同部顧(こ)問(もん)の一人で指(し)導(どう)にあたる三(み)上(かみ)誠(せい)二(じ)さん(57)は、「親しみやすい主将で下級生に慕(した)われている」と評(ひょう)価(か)し、選手としても「間合いや相手の竹刀(しない)のさばき方を考えて練習していて、試合にもそれを生かしている」と話します。

 8月22日に大(おお)阪(さか)市であった全国中学校剣道大会の個人戦では、惜(お)しくも3回戦で敗れましたが32強入りしました。

 将(しょう)来(らい)は、人を助ける仕事で、剣道を続けることができることから、警(けい)察(さつ)官(かん)になりたいと考えています。

 もちろん、高校でも剣道を続ける考えで、「高校では日本一を目指したい」と意(い)気(き)込(ご)んでいます。


プロフィル

【好きな科目】 体育
【好きな食べ物】 ラーメン、チャーハン
【趣(しゅ)味(み)】 ユーチューブでの剣道の試合観賞(かんしょう)
【将(しょう)来(らい)の夢(ゆめ)】 警(けい)察(さつ)官(かん)

2019年10月30日 無断転載禁止

こども新聞