松江シティ残り4試合 降格圏脱出へ複数白星必要

ホームの第26節に勝ってスタンドにあいさつする松江シティFCイレブン。降格圏脱出へ白星を積むしかない=3日、松江市営陸上競技場
 日本フットボールリーグ(JFL)は残り4試合となった。昇格1季目の松江シティFCは16チーム中15位で地域リーグへの降格圏内(15位以下)と苦戦し、14位との勝ち点差は7。来季のJ3参入クラブが出れば降格数は減るが、降格圏脱出と残留には白星を積むしかない状況だ。

 最下位の流通経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城)との勝ち点差はわずか1。14位の奈良クラブとは7差がある。

 勝ち点は勝てば3、引き分けで1が加わる。奈良が全敗した場合、松江は最低でも2勝1分けとし、現在14下回っている得失点差も上回らなければならない。奈良が1勝すれば、松江は最低でも3勝1分けが必要と数字上は苦しい。今節に奈良が勝ち、松江が負ければ松江の15位以下が確定する。

 松江は今季9分けと粘りがある一方、得点は22、勝利数は4とともにリーグ最少。ただ前節(3日)は2点を挙げ、3試合ぶりの白星。直近5試合で計4失点と守備が安定している。下位との戦いが続く残り試合は何としても先制したい。

 15、16位は原則自動降格だが、J3参入が1クラブなら15位は残留、2クラブなら16位も残留となる。

 J3参入には、スタジアムや財政面などの条件をクリアしてJ3ライセンスの交付を受ける必要がある。その上でリーグ戦のホーム戦平均来場者が2千人以上で、成績が4位以内となり、12月のJリーグ理事会で承認されて参入となる。

 9月にJリーグが発表したJ3ライセンス交付クラブはFC今治(愛媛)、東京武蔵野シティ、奈良クラブ、ラインメール青森。このうち今治が3位、武蔵野は4位で、5位との勝ち点差がそれぞれ8、6。ともに4位以内の可能性がある。

 平均入場者数はホーム戦全15試合で計3万人以上が必要で、今治は3万6180人と既にクリアした。武蔵野は残り2試合で1万987人以上が求められるが、今季最高は3828人と厳しい。

 松江シティはJ3参入クラブがある前提ではなく、勝利を重ねて奈良にプレッシャーをかけ続けたい。

2019年11月9日 無断転載禁止