輝らりキッズ 全日本空手道6年男子形 見事3位入賞

第19回全日本少年少女空手道選手権大会で3位入賞のメダルと賞状を掲げほほ笑む黒田杷琉君=2019年8月4日、東京都足立区の東京武道館
 さらに高み目指し練習

  黒田(くろだ) 杷琉(はる)君(松江・玉湯小6年)

  2年連続で全国切符

 松(まつ)江(え)市立玉(たま)湯(ゆ)小学校6年の黒(くろ)田(だ)杷(は)琉(る)君(12)は2019年8月3、4の両日に東京で行われた全国大会である第19回全日本少年少女空手道選(せん)手(しゅ)権(けん)大会6年男子形(かた)で3位入賞に輝(かがや)きました。練習会場の湖(こ)南(なん)中学校(松江市浜(はま)乃(の)木(ぎ)8丁目)武(ぶ)道(どう)場では、黒田君の「はい」という返事や「オーイッ」と言う気合の掛(か)け声が、ひときわ大きく響(ひび)き渡(わた)り、熱気が伝わってきます。

形で気合を入れる黒田杷琉君=松江市浜乃木8丁目、湖南中学校武道場
 全国大会は「形」と「組(くみ)手(て)」があり、それぞれ1~6年生の男女各2人が都道府県代表として出場します。黒田君は所(しょ)属(ぞく)している会(かい)派(は)(輝(き)栄(えい)会(かい))の本部がある鳥取県代表として出場しました。

 形は仮想の相手との戦いを想定したもので、単(たん)独(どく)で決まった技(わざ)の流れを演(えん)武(ぶ)します。組手は1対1で「突(つ)き」や「蹴(け)り」で攻(こう)防(ぼう)を繰(く)り広げ、時間内でポイントを競(きそ)います。

 黒田君は小学1年生のとき、自(じ)宅(たく)近くの公民館で空手教室をやっていたことをきっかけに通い始めました。3年生で現(げん)在(ざい)の会派に変え、週5回練習をしています。

 6年間続けている空手ですが、転機が訪(おとず)れたのは4年生のとき。教室の仲間たちに「一(いっ)緒(しょ)に全国へ行こう」と声を掛けられ、形と組手で全国大会を目指しました。しかし黒田君だけ予選の県大会で敗(はい)退(たい)し、仲間たちは全国へ進みました。

 「次こそは」と形に絞(しぼ)って一(いっ)層(そう)練習に打ち込(こ)んだ結果、5、6年と2年連続で全国の切(きっ)符(ぷ)をつかむことができました。

 小学生最後の全国大会では、力強く迫(はく)力(りょく)ある演武を披(ひ)露(ろう)して5回戦を勝ち抜(ぬ)き、見事3位入賞を果(は)たしました。「支(ささ)えてくれた両親や先生に恩(おん)返しができてうれしかった」と振(ふ)り返ります。

 黒田君は昨年の夏まで教室のキャプテンを務(つと)め、声出しを率(そっ)先(せん)したり、低学年の面(めん)倒(どう)を見たりしてきました。小学4年の弟とけんかはしますかと聞くと、「空手で大切なのは、私(し)生活では絶(ぜっ)対(たい)に手を出さないこと。兄弟げんかはするけれど、弟からの攻(こう)撃(げき)を受けるだけ」とはにかみ、兄としての優(やさ)しい一面をのぞかせます。

 教室で指(し)導(どう)をしている柳(やなぎ)原(はら)清(きよし)さん(51)は「3位になったことで周りを刺(し)激(げき)する良い存(そん)在(ざい)になった。仲間と切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)して技を磨(みが)き合っている」と話します。

 仲間に引っ張(ぱ)ってもらう立場から、引っ張る立場に成長した黒田君は「入賞して自信がついた。中学校でも空手を続けて日本一、世界一を目指したい」と意(い)欲(よく)を見せます。

プロフィル

【好きな科目】理科、体育、音楽

【好きな歌手】SEKAI NO OWARI

【趣(しゅ)味(み)】魚釣(つ)り

【好きな料理】 ブリの刺(さ)し身

2020年3月11日 無断転載禁止

こども新聞