縮こまり過ぎず、春を楽しもう

 「コロナ」「コロナ」「コロナ」…。新型ウイルスの感染拡大で新聞もテレビも連日、関連のニュースを流している。今月に入り本紙1面のトップ記事がコロナ関連以外だったのは1回だけ。終息が見通せない中、催しなどの中止・延期が相次ぎ、出歩いたり外食したりすることは悪いこと、という雰囲気が強くなっているように感じる▼「密閉空間」「人の密集」「近距離の会話」が感染を招く要素という。ライブ会場などは感染危険度が高い。首都圏では今週末の外出自粛要請が出されるなど、爆発的な感染増加回避へ行政は必死だ。東京では桜の見頃を迎えたが、都はきのう、全ての都立公園での花見自粛を求めた▼松江、鳥取でも開花宣言が出され、間もなく見頃。松江城山公園では従来より規模を縮小し、4月1日から「お城まつり」が開かれる。飲食を伴う「宴会」は遠慮願いたい、と公園事務所。ただ、ぼんぼりや桜のライトアップは21時まで点灯され夜桜は楽しめそう▼雲南市木次町の桜土手など各地の桜名所は春爛漫(らんまん)の季節を迎える。鳥取県南部町のとっとり花回廊では「らんまつり」が開かれ、出雲市斐川町や安来市伯太町のチューリップも楽しみだ▼明るさが増し希望も膨らむ春。山陰ではまだ感染者が出ていない。縮こまり過ぎず、身近な自然の中に出掛けて英気を養おう。もちろん手洗いを徹底し感染予防を忘れないように。(富)

2020年3月28日 無断転載禁止