コロナよ去れ、気迫の舞 ネットで「鍾馗」ライブ配信

スマートフォンのカメラ(左下)を前に力強い舞を披露する西村神楽社中のメンバー=浜田市相生町、三宮神社
 新型コロナウイルスを撃退しようと、島根県浜田市の西村神楽社中が27日夜、疫病を退治する石見神楽の演目「鍾馗(しょうき)」を同市相生町の三宮神社で上演し、インターネットでライブ配信した。感染拡大で同神社の夜神楽公演も中止となる中、熱のこもった舞で沈静化を願った。

 鍾馗は茅の輪などを使って、病をつかさどる鬼・疫神を退治する演目。動画配信は事態の早期収束を願うとともに、公演の相次ぐ中止で気持ちが沈む神楽ファンを元気づけようと企画した。

 西村神楽社中のメンバーは動画配信するスマートフォンの位置を細かく調整するなど準備を整え、撮影を始めると、勇ましく迫力のある舞を披露した。

 動画は同社中のフェイスブックで見ることができる。また県西部9市町でつくる石見観光振興協議会もその場で動画を撮影し、近く同協議会と県のホームページで公開する。

 西村神楽社中の日高均代表(66)は「この神楽上演で、世界中の新型コロナウイルスの感染が落ち着いてほしい」と話した。

2020年3月29日 無断転載禁止