缶詰にレシピを 浜田・松原小児童、水産業発展考える

浜田市の水産加工業について説明する河上清貴専務
 小学生が地元の海の恵みについて学ぶ授業が19日、浜田市浅井町の松原小学校であった。水産加工業・シーライフ(浜田市原井町)の河上清貴専務(31)が2年前、浜田市内では約四半世紀ぶりに缶詰製造を復活させた時の思い出などを振り返り、浜田と水産の深いつながりを語った。

 授業は5年生の21人が参加。河上専務は、魚を食べる人が減っているといった業界の厳しい現状を説明した上で、「水産加工業は運送や包装材の製造などいろいろな人が関わる産業」と、漁業の町・浜田市における重要性を強調した。

 かつて市内で盛んだったものの、途絶えていた缶詰製造を2018年に始めたことを振り返り「(缶詰を製造する企業が)ゼロと1ではすごい差がある。1になることで新しい産業になる」と話した。

 児童は、河上専務の話を聞いた後、水産業発展のために、自分たちにできることをグループに分かれて考えた。「お薦めの商品を載せた新聞を作る」「缶詰にレシピを載せる」などのアイデアが出た。

 中武充君(11)は「授業は楽しかった。缶詰を作る会社が浜田には1社しかないことが分かった」と話した。

2020年10月20日 無断転載禁止