ブルーサンタが海岸掃除 隠岐、ごみ軽トラ3台分
島根県知夫村古海(うるみ)地区で19日、漂着ごみを拾う環境イベント「冬のブルーサンタ2020」が開かれ、住民有志が知夫里島北方の海辺で、ペットボトルや漁具、流木の撤去に取り組んだ。
「知夫おそうじクラブ。」(桜谷聡美代表)が呼び掛け、家族連れや若者、海士町の隠岐島前高校生徒ら25人が活動シンボルとなる青いサンタクロース衣装を身に着け、姫宮神社近くの海岸で40分ほど作業した。
寒風が吹き付ける中、ハングルが印刷されたペットボトルや漁具など軽トラック3台分のごみを集めた。作業後は、古海地区の参加者が振る舞う汁粉で体を温めた。
隠岐島前高校1年の船木海結さん(16)は「きれいだと思っていた知夫の海辺にも、目を凝らすと結構ごみがあることが分かった」と話した。
イベントは、日本財団などが7月の「海の日」に開く取り組みの一環で、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で19日に全国一斉で行われた。
2020年12月21日 無断転載禁止