期間限定の特製アンコウ鍋を器に盛り付けるBB大鍋グランプリのスタンプラリー参加者
期間限定の特製アンコウ鍋を器に盛り付けるBB大鍋グランプリのスタンプラリー参加者

 浜田市の11月恒例「BB大鍋フェスティバル」が6日、山陰浜田港公設市場周辺(原井町)を主会場にあった。例年は大鍋で作った料理を提供するが、2年ぶり開催の今年は手法を変え、市内飲食店や宿泊施設の計10店舗を巡って鍋料理を食べ歩くスタンプラリーを初開催した。スタンプラリーは来年1月末まで。

 浜田商工会議所青年部を中心に市内23団体でつくる実行委が1993年から毎年開催するが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。

 今年はコロナ禍以前の形式では密集密接が避けられないとし、4月から手法を検討。「新祭開拓」と銘打ち、会場での飲酒飲食を禁止し、水産加工品やテークアウト用飲食物などの販売に限定した。主会場で石見神楽公演は実施したが大鍋配食は取りやめ、浜田産の魚介類などを使った自慢の鍋を食べ比べる「BB大鍋グランプリ」を企画した。

 アンコウのみそ鍋を食べた島根県立大学4年、武部慎さん(21)=浜田市原井町=は「うまみのあるアンコウは食べ応えがあり、みそと肝の相性が抜群。他店舗の鍋も食べてみたい」と笑顔で話した。 (村上栄太郎)

 参加店舗は以下の通り。

 石州まる姫食堂▽居酒屋さくら▽サーファーズキッチンTERA▽立呑TOMOJI▽ダイニング月読▽つばめ▽はなび▽浜田ニューキャッスルホテル▽ホテル松尾▽わいわい