横一列に並び、苗を植える早乙女姿の参加者ら=雲南市掛合町入間
横一列に並び、苗を植える早乙女姿の参加者ら=雲南市掛合町入間

 雲南市掛合町入間地区の水田で22日、入間の春の伝統行事として知られる「花田植え」があった。晴天に恵まれ、早乙女姿の参加者たちが、田植え歌に合わせて軽やかに苗を植えた。

 花田植えは、地域の農耕文化を次世代に伝えるために、地元住民でつくる入間花田植え実行委員会が2002年に始めた。地区内外から参加者が集まる人気行事になったものの、新型コロナウイルスの影響で直近2年は中止。伝統を絶やすまいと、水田の面積を減らし、参加者を地区住民に絞るなど、規模を縮小して3年ぶりに実施した。

 入間地区に住む10~60代の女性8人が、かすりの着物に赤いたすきを身に着けた早乙女姿となった。横一列に並んだ早乙女たちが、太鼓や笛のリズムに合わせ、約4・5アールの水田に次々とコシヒカリの苗を植えていった。

 早乙女として参加した金山小雪さん(14)は「苗を植えていくのが楽しかった。来年もやりたい」と話した。