島根県庁
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 島根県と松江市は21日、県内で新たに計12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち3人は、同県海士町在住で、隠岐での感染確認は初めて。県内での1日の感染者数が2桁となるのは1月28日の10人以来、83日ぶり。昨年8月9日に、松江市内の学校クラスター(感染者集団)などで92人を確認したのに次ぐ、2番目の規模となった。


 海士町の3人のうち、1人は島根県立学校に勤務する教職員で、20日に発熱があり、検査で陽性が分かった。19日まで登校していたという。残り2人は年代や性別を含め非公表。3人とも直接の接触はなく、発症前の2週間で本土との往来はなかった。


 県はこの教職員が勤めている学校を21日から3日間臨時休校とし、全校生徒や教職員にPCR検査を実施する。これを含め、3人の接触者計約400人を順次検査する予定にしている。


 県立学校に関し、校内の接触者を全て把握できていることや、個人が特定される恐れがあるとし、県は校名を公表しなかった。


 隠岐以外は出雲市4人、松江市3人、浜田市1人、県外在住1人。


 感染者12人のうち、出雲市の1人が中等症で、残りは軽症か無症状。21日までに県内の医療機関に入院した。県内の累計感染者数は310人となった。


 感染拡大に加え、離島での新たな感染者確認について島根県健康福祉部の田原研司参事(感染症対策室長)は「医療体制が本土側と異なる。全県で即応病床数を増やすなど県としてフォローしたい」と話した。