境港市役所正面玄関の記念写真コーナー。宣誓者以外も撮影できる=同市上道町
境港市役所正面玄関の記念写真コーナー。宣誓者以外も撮影できる=同市上道町

 境港市が1日、性的少数者のカップルを婚姻に相当する関係と公認する「パートナーシップ宣誓制度」を導入した。山陰両県の自治体では初めてで、住民票の交付申請など行政手続きを配偶者と同様に対応し、市営住宅に家族として入居できる。

 カップルが協力しあう関係であることを宣誓すると、市は受領書と受領カードを交付する。法的効力はないが、市窓口ではパートナーの委任状がなくても住民票や所得証明などを受け取れる。携帯電話の家族割適用といった民間企業の制度も適用対象になるという。

 宣誓できるのは18歳以上の未婚者で、少なくとも1人は住民登録者であるといった条件がある。
 手続きは市地域振興課人権政策室に宣誓日時を予約し、2人そろって住民票などを持参し宣誓書に記入する。書類に不備がなければ受領カードなどを受け取れる。初日に問い合わせはなかったという。

 市は今後、制度を理解してもらうための人権研修会を開く。市内病院や境港商工会議所に制度周知への協力を依頼した。市役所正面玄関には多様性を象徴する六つの色の市章をあしらった記念写真の撮影スポットを設けた。問い合わせは、人権政策室、電話0859(47)1102。
      (松本稔史)