島根、鳥取両県が22日、定点医療機関で13~19日に報告された新型コロナウイルスの感染者が、島根39人、鳥取48人で、1定点当たりは島根1・03人、鳥取1・66人だったと発表した。島根は前週比0・47人、鳥取は0・24人それぞれ減少。インフルエンザの感染拡大が続き、浜田保健所管内では1定点当たりの感染者数が52・20人となり、警報基準(30人)を大きく上回った。

 コロナの保健所管内別の内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)10人、出雲(9)11人、浜田(5)2人、雲南(3)4人、益田(5)5人、県央(3)3人、隠岐(2)4人。20日時点の入院患者は36人で、重症者はいない。

 鳥取県は、米子(11)21人、鳥取市(12)18人、倉吉(6)9人。

 両県とも流行注意報が出ているインフルエンザは感染が広がり、島根県は定点当たりが3・4人増の22・61人と、12週連続で増加。浜田保健所管内での拡大が目立ち9・4人増の52・20人。雲南24人、松江16・18人、益田14人と続いた。県感染症対策室によると19歳以下の子どもが8割以上を占め、11月13~22日に108件の学級、学校閉鎖があった。

 鳥取県は7・14人増の28・59人だった。 (原暁)