
歴史資料館止めなければ
市議の立場では浜田市を変えられないと思い、立候補した。市は約7億5千万円の費用をかけ、浜田歴史資料館の整備計画を進めようとしているが、皆が望んでいることだろうか。誰かが止めなければならない。市町村合併後の一体感は醸成されず、旧浜田市、旧那賀郡で溝がある。市民の声が市政に届いているとは言い難い。変革が必要で新しい風を起こす。現職と違い、どの政党、団体の支援も受けずに戦う。知名度は劣り厳しいが、しがらみがない。市民の声を存分に生かした政治の実現を目指す。
肩書き | 元浜田市議 |
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出身 | 浜田市出身 |
政党 | 無所属 |
現新 | 新人 |
年齢 | 55歳 |
最終学歴 | 広島大大学院修士課程修了 |
住所 | 浜田市松原町 |
選挙事務所 | 浜田市新町 |
趣味 | 落語 |
市議の立場では浜田市を変えられないと思い、立候補した。市は約7億5千万円の費用をかけ、浜田歴史資料館の整備計画を進めようとしているが、皆が望んでいることだろうか。誰かが止めなければならない。市町村合併後の一体感は醸成されず、旧浜田市、旧那賀郡で溝がある。市民の声が市政に届いているとは言い難い。変革が必要で新しい風を起こす。現職と違い、どの政党、団体の支援も受けずに戦う。知名度は劣り厳しいが、しがらみがない。市民の声を存分に生かした政治の実現を目指す。
児童の登校時の見守り、観光ボランティアガイドなどの市民活動に汗を流し、地元を見つめてきた。
市中心部の朝日町で育ち、少年時代の土曜夜市のにぎわいが記憶に残る。金魚すくいや輪投げを楽しむ子どもでごった返した。
父からは「待て」と市長選立候補を反対されたが「待てば浜田が悪くなる」と決意。「若者が集える場所を再びつくりたい」と願い、若手や女性の起業家、地元・島根県立大との連携を見据える。
趣味は落語。新型コロナ禍の前は年50回程度、落語会で披露した。最初はあまり笑ってもらえなかった。江戸落語の本質は爆笑ではなく、くすくすとした笑いだと考え直すと、客席がよく見えるようになり、客の静かな笑いで自信をつかんだ。
戦後を代表する名人・古今亭志ん生の得意演目「火焔(かえん)太鼓」がお気に入りだ。高貴な武士の目に留まり、古くて汚い太鼓に高値が付く物語。「浜田にも美しい海、歴史と、良いところがたくさんある。資源を生かしたい」。志ん生ほどの持って生まれた話芸はなくとも、地域に根差すた訴えで浸透を図る。松原町。
【現状認識】浜田市が抱える課題や今後の可能性について、現状の認識をお示しください。
少子高齢化、人口減少問題が特に中山間地域の暮らしに大きな影響を与えているが、浜田市の対策は後れを取っている。地域に活気を取り戻すには、若者のアイデアをボトムアップで生かす市政運営が必要だ。ビジネスコンテストなどのまちづくりの手法について、先進事例を研究し、地域に合った施策展開を図る必要がある。
【水産振興】基幹産業である水産業の振興にどう取り組みますか。現政策の評価や新たな方策をお示しください。
水揚げの減少は海洋の環境変化による影響が大きく、対応が難しい面もあるが、水産加工業については伝統の技術に生産性の向上を加えることで収益性を高める。さらに流通販売でも新たなルート開拓を支援するとともに、地元企業の連携を推進し、地域ぐるみの6次産業化に取り組む。
【子育て支援・教育】子育てや教育の施策にどう取り組みますか。現政策の評価や新たな方策を示してください。
子育て支援は経済的な支援が必要であり、高校生までの医療費の無償化に取り組む。教育については学力向上が課題であり、教育のデジタル化施策で小中学生に一人一台配布されたコンピューター端末を、積極的に学習プログラムに活用できる体制を構築する。市民の心の豊かさを育むために芸術文化振興にも力を入れる。
【浜田歴史資料館】市が進める浜田歴史資料館(仮称)の整備について、市民の間に賛否の声があります。考えを示してください。
老朽化した浜田郷土資料館の代替施設は必要と考えるが、現計画は施設の機能、大きさ、場所などが市民不在で決められており、7億5千万円もの費用を投じることは市民の納得を得られない。1億円をかけて整備した浜田城資料館と機能が重複する。計画を白紙撤回すべきだ。市長選の争点とし市民の審判を仰ぐ。
【まちづくり】地域や市街地の活性化、公共交通の確保など、まちづくりにどう取り組みますか。現政策の評価、新たな方策を示してください。
中心市街地の商店街の空き店舗活用策として、若者、女性、シニアの創業支援を強化し、起業家を誘致する。島根県立大のフィールドワーク拠点、高齢者や子育て世代の集いの場を創出することなどでにぎわいを取り戻し、土曜夜市の復活も目指す。中山間地の公共交通は事業者と地域の連携で新しい仕組みを構築する。
【公約】当選後の4年間で、具体的に取り組む公約や自身の強みを示してください。
現在の市民不在の政治を改め、市民の声を生かす市民政治のまちを目指す。政党や団体の支援を受けない、しがらみのない立場の私だからこそできる。合併前の旧市町村単位ごとの特徴を生かしたまちづくりと、地域の課題を全市の課題として共有し、地域間に偏りや隔たりのない一体的な行政運営を図る。