(1)感染症対策
【問1】新型コロナウイルスの流行「第6波」の備えとして最優先に進めるべき対策は何か。問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問2】問1の回答理由は。国の感染症対策の評価や政治に求められる役割は何か。
「臨時の医療体制の整備」
感染爆発と医療崩壊を繰り返さないための教訓として、感染者が減少している今、国の責任で医療・保健所の体制を整備することが急務だ。自公政権は医療・公衆衛生予算の削減を続け、感染症病床も保健所も半減させ、反省もない。30年間に約30の感染症が発生しており、緊急時に備えるのは政治の役割だ。
(2)経済政策
問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】コロナ禍で疲弊した経済の立て直しに最も必要な政策は何か。
【問2】問1の回答理由は。コロナ後を見据え、山陰経済の持続可能性を確保するために必要なことは何か。
「暮らしと家計を応援」
自公政権で富裕層や大企業は大もうけし、賃金は下がった。コロナ禍は「家計消費が経済の主役」をあらためて示した。山陰経済の柱の農林漁業・中小企業を支援し、コロナ危機による地域経済の疲弊に歯止めをかける。政府買い入れでコメを守り、中小企業の発展を支え、再生エネルギーへの転換で地域経済活性化につなげる。
(3)東京一極集中是正
問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】何を重視して、東京一極集中の是正に取り組むか
【問2】問1の回答について、具体的にどのような過程で一極集中の是正を進めていくか
「地場産業の維持・発展」
生業や生活を支援し、現在暮らしている人が住み続けられる地域になれば、出生数が増え、転入者も増える。農林漁業と中小零細企業の経営が成り立つよう支援し、事業の継続、発展を図る。行政サービス充実のため、地方交付税など国の財政措置を手厚くし、福祉増進につながる自治体の施策を後押しする。
(4)原発再稼働
問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】中国電力島根原発2号機の再稼働に賛成か、反対か。
【問2】問1の回答理由は。エネルギー政策の展望をどう考えているか。
「安全な原発はなく反対」
島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地し、30キロ圏内に島根、鳥取両県で約46万人が暮らす。過酷事故が起これば島根はもとより鳥取も大きな被害を受ける。原発直下は2本の活断層が走る地震の巣だ。再稼働は許さない。原発頼みの国のエネルギー政策は論外。石炭火力と原発はゼロ、省エネと再エネの拡充に転換すべきだ。
(5)防災インフラ
問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】頻発する災害で取り組むべき対策は何か。
【問2】問1の回答理由は。国が進める国土強靱(きょうじん)化対策への評価は。
「自然破壊・乱開発規制」
太陽光や風力による発電施設の乱開発が、再生可能エネルギー導入の障害になり、盛土の崩壊などによる災害も発生した。開発規制とともに、危険箇所の点検と対策を実施する。堤防の整備、浸水時に対応した土地利用計画の樹立など、住民参加と合意による管理を進める。国の大規模開発優先は、防災優先に転換すべきだ。
(6)外交・安全保障
問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】対東アジア外交について最優先すべきことは。
【問2】問1の回答理由は。山陰から選ばれる議員として取り組むべき外交政策は。
「中国含む平和秩序作り」
米国の言いなりの対中国軍事対応は危険。国際法に基づく平和手段による問題解決と共存が何より重要。日本は過去の侵略と植民地支配の反省を土台にして、平和外交に徹するべきだ。山陰の対岸との関係は、政治的にも経済的にも重要であり、歴史問題に真摯(しんし)に向き合い、対話による平和的解決に知恵と力を尽くす必要がある。