俳優の上川隆也、藤原紀香、渡辺大、財木琢磨、須藤理彩、藤本隆宏、演出の深作健太氏が4日、都内で行われた舞台『罠』公開ゲネプロ前囲み取材に登場した。
【写真】ポケットからメモを取り出し…エピソードを語った上川隆也とキャストら
本作はフランスの劇作家ロベール・トマが1960年に発表し、パリで初演されたサスペンス劇の傑作。日本では2024年秋に上演され、意表を突く結末、ミステリアスな演出が評判を呼び人気公演に。6人の男女の騙し合い、駆け引き、手に汗握るスリリングな展開、張り巡らされた巧みな伏線そして罠…。やがて失踪事件の深い闇は、驚愕の結末を迎える。
前回から引き続き主演を務める上川は「前回の公演が2024年11月に大千秋楽を迎えまして、そこから次のオファーをいただいたのが去年の12月。僕もこれまでいろいろと舞台を踏ませていただいておりますけれども、このスピードで再演が決まったのは前例がないぐらいの速さだったんです。まずそれに驚きましたし、そうしたオファーをいただけたことを心からありがたいと思いました」と異例のスピード感での再演に喜びを語る。
この6人のみで繰り広げられる本作だが、前回をなぞるだけではない全く新しい展開が待ち受けている。そんな本作では、須藤が今回から参加する形になり、上川は「役者同士の化学反応なんてことを例え話として持ち出すことが多いんですけれども、今回は前回を一緒に務めさせていただいた5人の中に須藤さんが加入してくださって新たな座組になるということで、どういうことなのかと思って僕ちょっと調べてまいりました」とポケットからメモを取り出す。
続けて、「炭素と水素と窒素と酸素とフッ素、この5元素が同じでも、かたやイリジウムを入れると有機ELの発光体になるんですって。かたや、この5元素にプラチナを加えると、今度は太陽電池の光を吸収して電気を発生する光触媒になるんだそうです。全く同じ5人の中にお一人加わっていただくだけで、前回とは違ったものになるのが当然っていうのがここに証明されました。なので、僕らも同じ気持ちでは臨めませんし、これまでと違った形でお届けすることになる」と上川らしいエピソードを披露。これには聞いていた須藤をはじめキャスト陣も、感心した様子で拍手を送っていた。
本公演は、あす6日より東京・よみうり大手町ホールを皮切りに、大分
(中津)、福岡、高松、徳島、大阪、水戸、新潟の全8都市にて上演される。
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