トロッコの新造に向けた費用を募るクラウドファンディングを説明する石橋良治町長(左)と日高弘之理事長=松江市内
トロッコの新造に向けた費用を募るクラウドファンディングを説明する石橋良治町長(左)と日高弘之理事長=松江市内

 廃線となったJR三江線の旧宇都井、口羽両駅の鉄道資産を活用した「三江線鉄道公園」を運営するNPO法人・江の川鉄道が、観光用トロッコ2両を追加導入するため、インターネット上で資金調達するクラウドファンディング(CF)を始めた。邑南町のふるさと納税として寄付してもらう仕組みで、800万円を目標に12月31日まで募る。

 現在、運行するトロッコは2両で、1両4人乗り。乗務員2人を除き1回の乗客定員は6人となる。不定期で土日などに1日6、7便を運行し、1日に約40人が乗車している。

 今後は宿泊プランやバスツアーなどを実施予定で、受け入れを増やすため、2両の追加を計画した。来年秋の運用開始を目指す。動力付きの車両で1台約300万円となり、残りの200万円は返礼品などの費用に充てる。

 5日に松江市内であった記者会見で、石橋良治町長は「全国の皆さんの協力を得られるようアピールしたい」と強調。江の川鉄道の日高弘之理事長(80)は「収益を上げるには定員を増やし多くのお客さんを呼ぶことが必要」と協力を求めた。

 寄付は「ふるさとチョイス」で受け付ける。返礼品は旧宇都井駅に名前を刻む権利などがある。  (糸賀淳也)