最大千人収容できる大ホール=島根県川本町川本、悠邑ふるさと会館
最大千人収容できる大ホール=島根県川本町川本、悠邑ふるさと会館

 島根県川本町教育委員会が、町有文化施設・悠邑ふるさと会館(川本町川本)のPR動画制作に取り組んでいる。最大千人収容できる県内有数の大ホールや優れた音響、照明設備があることを映像で伝え、利用者増を狙う。
 音楽の町・川本を象徴する複合施設で1996年に完成した。大ホールのほか、200インチの大型スクリーンを設置した最大240人収容のマルチホール、会議室、和室がある。
 大ホールは、天井が高く音響反射板が舞台を取り囲むように取り付けられており、音が美しく響く。プログラムで複雑に動く発光ダイオード(LED)照明や名器スタインウェイのグランドピアノもある。
 ただ、2010~19年の10年間の大ホールの年間稼働率は平均25・2%と低迷。さらに新型コロナウイルス禍が追い打ちをかけ、20年度は22・9%にとどまっている。町教委は稼働率の低迷は会館の優れた機能や設備が知られていないためだとみて、動画の活用を企画した。
 動画は企業や大学、自治体の映像制作を手掛ける地元の映像クリエイター、木下陽介さん(37)に制作を依頼した。昨年12月には、会館を拠点に活動するアマチュア楽団・悠邑ふるさと吹奏楽団の定期演奏会やリハーサルを撮影。楽団のPR動画も併せて作る。
 動画は年度内に長編と短編の2種類完成させ、町ホームページや会員制交流サイト(SNS)で公開したり、DVDで配布したりする予定。町教委文化振興係の高木己希雄係長は「この町にこんなに優れたホールがあることを多くの人に知ってほしい」と話した。
(佐伯学)