地域に活力を生む全国のイベントを表彰する一般財団法人地域活性化センター(東京都)の「ふるさとイベント大賞」で、創作舞台・オペラ石見銀山の実行委員会(大田市)が「ふるさとキラリ賞」に選ばれた。舞台は2017年の石見銀山遺跡の世界遺産登録10周年を記念して創作し、15周年の今年は再演を計画。実行委は受賞について「勢いがつく」と喜ぶ。 (錦織拓郎)
イベント大賞は1996年に創設。26回目の今回は74件の応募があり大賞、最優秀賞、優秀賞や、ふるさとキラリ賞を選定した。
大田市の観光・産業界の代表者ら約50人でつくるオペラ石見銀山実行委は、伝統芸能の石見神楽とオペラを融合し、神楽団とプロの歌手、市民合唱団が共演する舞台を2017年から大田市や東京都で開催。20年10月には新たな試みとして舞台挿入歌をオペラ歌手らが披露するコンサートを国立公園・三瓶山で開いた。
今年7月には再び大田市内でのコンサートを予定し、さらに秋には関西圏での舞台公演も計画する。実行委の内藤芳秀委員長は「本当に光栄。石見銀山の素晴らしさを広く発信し、15周年記念のムードづくりに寄与したい」と述べた。
県内からは「いわみ子供神楽フェスタ」を主催するどんちっちサポートIWAMI(浜田市)も、ふるさとキラリ賞に選ばれた。