冬型の気圧配置が強まって寒気が流れ込む山陰両県は25日午後、山沿いを中心に積雪が見込まれる。広島地方気象台は積雪や路面の凍結に注意を呼びかける。

 同気象台によると、26日午後6時までの24時間降雪量は、多いところで島根は隠岐諸島を除く東西部の山沿いで30センチ、平地5センチ。鳥取は東西部の山沿いで50センチ、平地20センチと予想する。

 鳥取県は米子道が通行止めとなった場合、並行する国道180号、181号、482号を通行止めにするとしている。現時点で26日早朝に通行止めになる可能性があるという。大規模渋滞の発生を防ぐため今冬に始めた対策で、実施されれば初めて。沿線の住民は通行できるよう配慮する。

 JR西日本は、25日午後5時ごろから、山陰線の出雲市-浜田駅間で計画運休する。同日午後3時14分と同5時44分鳥取駅発の特急スーパーまつかぜ2本と、同日午後4時17分に新山口駅を出るスーパーおきは、それぞれ米子-益田駅間で運転を取りやめる。サンライズ出雲は運休し、木次線の運行は25日に判断する。