5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が4日、山陰両県でも鳥取県智頭町を皮切りに始まった。初日は60人が接種し、トラブルや目立った副反応はなかった。
智頭町では接種対象者が309人で、アンケート回答者の約半数が接種を希望した。接種会場の智頭病院(智頭町智頭)では、事前予約した町民が15分ごとに来院。予診を終え接種を受けると、経過観察のため会場で15分程度待機した。
接種を受けた智頭小学校2年の浮田芽愛さん(8)は「コロナにかかりたくないし、周りにも打つ人が多かった」と受けた理由を明かした。付き添った父・崇さん(41)は副反応が不安だったとしつつも「高齢の家族と同居している。受けさせてよかったと思う」と話した。
鳥取県内では約3万5千人の対象者がおり、3月中に全自治体で接種が始まる。
島根県の接種対象者は約4万人で7日の松江、出雲両市を皮切りに始まる。
(藤井俊行)