出雲市多伎町口田儀の渡部明子さん(52)が手掛けるオルゴナイトが人気を集めている。導線を巻いた水晶に金属などを入れ、樹脂(レジン)で固めて作る置物。自宅のアトリエで創作教室も開いている。
オルゴナイトは、オーストリアの精神分析家が発見した自然界のエネルギー(オルゴンエネルギー)を、効率良く吸収、放出するアイテム。レジンの中に導線などを組み込むことで、水晶が発する電気的なエネルギーを増幅させて外部へ放出できるといわれている。
看護師だった渡部さんは、市内で売られていたオルゴナイトにくぎ付けになり、職を辞して2015年、制作活動を始めた。
画像投稿サイト「インスタグラム」で作品を紹介すると、注文が入るようになった。「自分を変えたい」と願う客が多く、思いに応えるため1~2カ月かけて作る。
制作は「自分の内側とつながる時間」だという。頭で考えず、感覚のままに手を動かす。渡部さんは「オルゴナイトは自分の内側を形にできる面白さがある。見て作って癒やされてほしい」と話す。
販売はインスタグラム内掲載のオンラインショップと「スター☆シード」(出雲市小山町)で。問い合わせはインスタグラムのメッセージ。 (金津理子)