入学式で一人一人元気よく返事をする大森小学校の新1年生=大田市大森町、同校
入学式で一人一人元気よく返事をする大森小学校の新1年生=大田市大森町、同校

 世界遺産・石見銀山遺跡の中核地域にある全校児童15人の大森小学校(大田市大森町)で11日、入学式があり、新1年生6人が仲間に加わった。地域のUIターン者の受け入れなどで子育て世代が増え、児童数も増加。にぎやかな式が学校創立150年の節目に花を添えた。

 2019年度9人だった同校の児童数は、地元企業の中村ブレイスと石見銀山群言堂グループの積極的なUIターン者の受け入れなどを背景に増え、この春は1、2年生の複式学級が解消された。24年度の見通しでは全校児童30人になる。

 この日の式では名前が呼ばれた6人が一人一人元気よく返事をして起立。出川政司校長(59)が「あいさつや思いやりを大切にしよう」と呼び掛けた。松場忠PTA会長(37)は、小学校の統廃合議論もあったことを踏まえ「まるでうそのような奇跡が起きていると実感している」とあいさつした。

 中村ブレイスの中村宣郎社長(45)の長男悠太郎君(6)は「歩いて登校するのが楽しみ」と目を輝かせた。
      (曽田元気)