第一章 発端の夏(三)
矢上は心ばかりの手土産の重みを確かめるようにバックパックを担ぎ直すと、腕時計に目をやった。午後一時五十五分。二時に招待主が駅まで迎えに来てくれることになっていた。...
第一章 発端の夏(三)
矢上は心ばかりの手土産の重みを確かめるようにバックパックを担ぎ直すと、腕時計に目をやった。午後一時五十五分。二時に招待主が駅まで迎えに来てくれることになっていた。...
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