安来市ゆかりの戦国大名・尼子経久の生涯を描く小説「謀聖 尼子経久伝」の作者・武内涼さん(44)=群馬県高崎市=が29日、取材のため安来を訪れた。シリーズ第2弾「風雲の章」が5月に発刊されたばかり。田中武夫市長を表敬訪問し、経久の魅力や次作の構想を語った。
小学生の頃、歴史雑誌で経久を知り興味を持った。「忍者を使いこなした謀略の天才でありながら、配下の者を大事にした人物像が魅力。浪人にまで落ちぶれながら1代で山陰の覇者に上り詰めたすごい武将」と話す。
今回は28日に鳥取県南部町など、29日は安来市内でゆかりの地を取材。昨年秋にも月山富田城跡などを訪ねたという。市役所で田中市長と面会し「取材では出雲地方の方々の尼子家への深い愛情を感じた。その気持ちに応えられる作品にしたい」と抱負を述べた。
作品は講談社文庫書き下ろし。1月の第1弾に続く第2弾「風雲の章」(税込み902円)は出雲国制圧に向け最大のライバルで奥出雲の雄・三沢氏との謀略戦を描く。9月発刊予定の第3弾は伯耆国にまで勢力を広げた山名氏、大内氏といった有力大名に立ち向かう姿を描くという。シリーズは12月の第4弾で完結する予定。
(桝井映志)













