手指消毒液を設置し、感染防止対策を取る期日前投票所=出雲市今市町、市役所
手指消毒液を設置し、感染防止対策を取る期日前投票所=出雲市今市町、市役所

 山陰両県で新型コロナウイルス感染が急拡大する中、10日の参院選投票日に向けて各自治体があらためて投票所の感染防止対策を図っている。混雑する時間帯の周知や会場の鉛筆、記載台の消毒といった対策をとるほか、投票所で投票が可能な濃厚接触者への対応も準備。有権者の権利を守ろうと態勢を整える。

 山陰両県では7月以降、感染確認が再拡大。島根県内では5日、新たに700人台の感染者が確認された。県選挙管理委員会は市町村にあらためて投票所の換気や消毒液の設置など対策の徹底を文書通知した。

 手指消毒やマスクといった基本対応に加え、出雲市は投票日の午前に投票者が集中する傾向を市ホームページで周知し、混雑時を避けての投票を求める。松江市は鉛筆や記載台の消毒専用のスタッフを配置するなど細やかな対策を講じる。

 また、感染者増と同時に増加する濃厚接触者を巡っては、国が「投票のための外出は不要不急の外出には当たらない」との見解を示している。

 松江市は投票会場で濃厚接触者であると申し出があれば、手袋の着用のほか前後の有権者と距離を空けてもらうよう求める。浜田市では投票者間の距離を広げるのに加え、マスクを二重にしてもらう措置をとる。市選管の木原圭司事務局長は「なるべく投票してほしい。そのために感染防止対策を徹底する」と話す。

 鳥取県内の各選管も同様の感染防止策を図る。鳥取県選管の野口洋隆事務局長は「濃厚接触者だけでなく有権者は対策をしっかりとして投票に来てほしい」と呼びかける。
       (取材班)