1910~30年代の衣服や布地、家具を鑑賞する来場者=益田市有明町、島根県立石見美術館
1910~30年代の衣服や布地、家具を鑑賞する来場者=益田市有明町、島根県立石見美術館

 約100年前のデザインの動向を紹介する企画展「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」(島根県立石見美術館など主催)が、益田市有明町の県立石見美術館で開かれている。第1次世界大戦(1914~18年)後の工業化、量産化を背景に製作された、機能性と装飾性を併せ持った家具や衣服が、訪れた人の興味をかき立てている。

 女性の社会進出が進むとともに、デザイナーが国境を超えて交流し、互いに影響し合った時代を概観する展覧会。1910~30年代のドイツやフランス、オーストリア、日本の製品約400点を公開し、室内装飾や日用品など生活全般のデザインを手がけたウィーン工房の食器や、フランスのドレス、日本の浴衣などが並ぶ。

 担当する広田理紗主任学芸員は「製品のモダンな雰囲気を楽しんでほしい」と話した。

 11月28日まで。有料。開館時間は午前9時半~午後6時(入場午後5時半まで)。毎週火曜日休館。
      (中山竜一)