【大田】農林水産省の地域ブランドに登録された大田市の「三瓶そば」をPRするポスターとパンフレット、地図ができた。地元の生産者でつくる三瓶そば振興協議会が作成。市内外への広報、販促活動に役立てる。
B2判のポスターはソバの実を大写し。パンフレットはA4判とB5判の2種類で各8ページとなっており、江戸時代にさかのぼる三瓶山麓での生産の歴史を載せた。
地図はA4判で、市内でそばを提供する7店舗を紹介。計約3千部作り、市内の観光施設などに置いた。
「三瓶そば」は三瓶山麓で生産される在来種で、小粒で深みのある濃い味が特徴。2020年3月、地域の農林水産物や食品のブランドを守る農水省の地理的表示(GI)保護制度の対象となった。
ポスターなどの作成は情報発信の一環。ソバの実の出荷袋もデザインやロゴを新調した。
11日に同市大田町の市役所で楫野弘和市長に披露した湯浅英行会長(61)は「さまざまなそば店で三瓶在来種を使っていただきたいし、地元店舗でも味を堪能してほしい」と話した。(錦織拓郎)