参加者に調理加減など伝えるダム・ゴック・クァンさん(左)=境港市昭和町、境港おさかなパーク
参加者に調理加減など伝えるダム・ゴック・クァンさん(左)=境港市昭和町、境港おさかなパーク

 【境港】境漁港に水揚げされる魚介類を使ったベトナム料理教室が18日、境港市昭和町の境港おさかなパークであった。市国際交流員のダム・ゴック・クァンさん(27)が母国の家庭料理2品の調理法を伝え、参加した14人は独特の味付けでうまみを増した魚やイカに驚いていた。

 イカとパイナップルの炒めもの「ムック・サオ・ズア」と、マダイを使い、豚肉を加えた煮魚「カー・コー」を紹介。ベトナム料理でよく使われる調味料「ヌックマム」で味付けするなどポイントを示しながら、参加者とともに調理した。

 同市渡町の水落篤さん(73)は「日本の家庭料理と基本は同じ。おいしかった。家でも作ってみたい」と話した。

 市の魚食普及事業の一環で、初めて企画。市内には推計400人のベトナム人が暮らしているという。

  (松本稔史)