京都市の鴨川にほど近い路地裏に、その町家はある。間口は狭く、2階建て。地上の看板には「誠光社」とある。扉を押すと、数人も入れば混み合う細長い通路が。奥のカウンターに、店主の堀部篤史さん(45)がたたずむ。

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