斜面が崩落し、フェンスが押しつぶされた現場=鳥取市気高町浜村、市立気高中学校
斜面が崩落し、フェンスが押しつぶされた現場=鳥取市気高町浜村、市立気高中学校

 山陰両県は14日、停滞していた梅雨前線の北上に伴い前日までの雨はほぼ上がったが、鳥取県内で土砂の流入によるJRの運休などのため小中学校、高校の計11校が臨時休校となった。同県内の住宅で床上、床下計4棟の浸水被害が確認された。

 JR西日本中国統括本部によると、前日の大雨の影響で、鳥取市内の山陰線の末垣ー宝木間で、土砂が流入しているのを14日に確認。復旧まで数日かかる見込みで、15日も鳥取ー倉吉間の運行を見合わせる。

 鳥取県や県教育委員会によると、県内では14日、私立を含む高校8校、中学校2校、小学校1校が臨時休校とし、高校1校は始業時間を遅らせた。住宅浸水の内訳は鳥取市で床上3棟、米子市で床下1棟。13日朝から昼にかけて鳥取市、岩美町、湯梨浜町の計約6万1千人に出た避難情報は同日夜にすべて解除された。

 松江、鳥取両地方気象台によると、7日午後の降り始めから14日午後5時までの総雨量は、両県で多い順に、鹿島(松江市)326・0ミリ▽湖山(鳥取市)290・5ミリ、▽出雲290・0ミリ▽青谷(鳥取市)288・5ミリーなど。松江264・5ミリ、境港235・5ミリを含む両県の10観測地点で、7月の1カ月分の平年値を超えた。

 島根県隠岐の島町では高圧線に木が接触し、約870戸で14日午前10時半ごろから6時間半にわたり停電した。 (広木優弥)