稲佐の浜の説明を市職員(右)から受ける参加者=出雲市大社町杵築北
稲佐の浜の説明を市職員(右)から受ける参加者=出雲市大社町杵築北

 出雲市への移住を考えている女性を対象にした体験ツアーが、16日から1泊2日の日程であった。2県から2人が参加し、出雲大社周辺の観光スポットを巡ったほか、移住者と交流して理解を深めた。

 出雲での生活をイメージしてもらおうと、市縁結び定住課が初めて企画し、福岡、山口両県から2人が参加した。初日は、Iターン移住した3人と交流し、移住のきっかけや現在の暮らしについて聞いた。

 最終日は、市内の不動産業者が管理する市街地周辺の物件3カ所を見学し、家賃相場や住環境を確認した。その後、出雲大社に参拝。稲佐の浜で風景を撮影したり、神門通りの町歩きを楽しんだりした。

 福岡県古賀市から初めて島根県を訪れたという会社員の末次弥恵さん(39)は「移住の助成制度などを教わり参考になった。次来たときは、稲佐の浜で夕日を見てみたい」と話し、移住への興味を深めた様子だった。(黒沢悠太)