大田市役所
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 新型コロナウイルスワクチンの個別接種を受け持つ大田市内の民間の医療機関で、ワクチンを保管する冷蔵庫のプラグが外れていたため、158人分が使えなくなった。市が代わりのワクチンを調達して予定している高齢者の接種に影響が出ないよう対応する。

 市が9日発表した。医療機関名は非公表。

 ワクチンの流れは、国が供給したワクチンを市が冷凍保管し、個別接種を担う19カ所医療機関へ約5日分を配送。それぞれ2~8度で冷蔵保管している。

 市によると、問題となった医療機関では、8日夜に看護師が冷蔵庫内の温度が15度に達していることに気付いた。院内のスタッフがコードを踏み、プラグがコンセントから外れたとみられる。

 温度が上がったワクチンは2時間以内に希釈しないと使用できないといい、廃棄処分とする方針。市健康福祉部の林泰州部長は「貴重なワクチンを1本たりとも無駄にすることがないよう連携を深め、再発防止に取り組む」と話し、各医療機関に定期的な温度管理の徹底を求めるとした。

 市は、高齢者1万4200人の接種を7月末までに完了する計画で、4日時点では3889人が1回目の接種を終えた。
      (錦織拓郎)