「いらっしゃいませ」
山陰両県内の大学に通いながら、コンセプトカフェ(コンカフェ)に勤務する女性(20)は大学1年の夏休み、広島市の繁華街・流川にあるコンカフェで初めて「客前」に立った。
「めちゃくちゃ緊張したことを今でもよく覚えてます」。同僚店員とともに接客に当たった相手は常連で同僚店員が目当てだった。ただ、女性とも会話が盛り上がり、終始上機嫌で店を後にした。
「あのお客さんが初対面の子とあそこまで盛り上がることなんてないよ」。接客後に褒められた。思い切って飛び込んだコンカフェの世界。「なんだ、やっていけそうかも」。少し自信がついた。
(下)「夢」のためにはお金が必要 だけど一番はお客さんの声援
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一口に「コンカフェ」と言っても、さまざま種類がある。国内屈指の電気街で...