おびえた目が並んでいる。8人の女性を前に、フォトジャーナリストの大藪順子(52)は「どうやって笑いを取ればいい?」と考えていた。2019年夏、横浜市。性暴力のサバイバー(生き延びた人)に向けて写真撮影のワークショップ「STAND Still」を開いた初日のことだ。
世界的ムーブメント「#MeToo」が日本にも波及していた。サバイバーが声を上げることに意義を感じる半面、運動に違和感も抱いた。「声を上げられない人もいる。苦しいんじゃないかな」。安全に表現できる場をつ...
おびえた目が並んでいる。8人の女性を前に、フォトジャーナリストの大藪順子(52)は「どうやって笑いを取ればいい?」と考えていた。2019年夏、横浜市。性暴力のサバイバー(生き延びた人)に向けて写真撮影のワークショップ「STAND Still」を開いた初日のことだ。
世界的ムーブメント「#MeToo」が日本にも波及していた。サバイバーが声を上げることに意義を感じる半面、運動に違和感も抱いた。「声を上げられない人もいる。苦しいんじゃないかな」。安全に表現できる場をつ...
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