深刻化する気候危機に対処するため、日本をはじめ多くの国が2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げるが、実現は容易ではない。従来の排出削減策では不十分で、大気中の二酸化炭素(CO2)回収が必要だとの見方もある。回収技術は欧米のベンチャー企業が先行してきたが、日本企業も開発を加速させている。

 課題...