バスケットボール東京五輪男子日本代表が発表された。
国内組の代表争い激化を反映するように、2019年W杯から半数の顔ぶれが変わった。日本は世界レベルの実力を持つ八村、渡辺雄、馬場の海外組トリオを軸として、残り9枠の選考ではラマス監督が掲げる大型化が進み、世代交代も印象づけた。
身長192センチで万能な田中(A東京)を本職ではない司令塔役のポイントガードとして選んだ。強豪相手に高さの不利を少しでも補う狙いがある。機動力に優れる206センチのエドワーズが先発すれば、コートの5人の平均が200センチ超の布陣も組める顔ぶれとなった。
監督が重視する身体能力を備えた若手が台頭し、長年代表を支えた36歳の竹内公(宇都宮)、A東京を退団した竹内譲の兄弟を押し出した。23歳のシェーファー(三河)はW杯時より得点力が増し、207センチで22歳の渡辺飛は跳躍力を生かした守備に期待が懸かる。
W杯では3点シュートが課題となった。シューターは昨季Bリーグ最優秀選手の金丸がW杯代表の安藤周(A東京)らとの争いを制した。対戦相手は優勝候補ぞろいだが、底上げが進んだ戦力で45年ぶりの舞台に立つ。












