<短歌>

  ◇湖笛会平田支部(出雲市)

コロナ禍にこもるわたしの定位置の窓が切り取る満天星の芽吹き 山口 祐子

吾が心通じざりしかと思ひつつ花と小鳥の歓びをみむ 内田 輝利

さびしいね森に向かってつぶやけば森は淋しい木ばかりになる 今井 早苗

早や咲きの桜はすでに散りそめて川の淀みに浮かびて流るる 鹿島智恵子

公園の桜ふぶきのやはらかく鳥さへづりて青空をゆく 高橋 栄子

明日あるを信じて生かされ卒寿の身コロナ予防の接...