益田市美都町仙道、東仙道小学校の5、6年生8人が13日、美都町産のニラやコマツナ、白菜キムチを使った地元食材の給食を味わった。食育活動として美都学校給食共同調理場が企画し、子どもたちが町内の生産者の話を聞き、おいしそうに口に運んだ。
白菜キムチを製造する「キムチ工房りはら」代表の李原邦政さん(70)、ニラやコマツナ、ホウレンソウなどを栽培する「あおき農園」代表の青木昌硯(まさひろ)さん(28)ら3人が、児童に野菜の栽培状況やキムチの製造工程などを説明した。
青木さんは「栽培は難しいこともあるが、楽しんで取り組むことを心がけている」と話し、児童は熱心に耳を傾けた。
給食の献立はご飯と揚げギョーザ、益田牛と野菜の炒めもの、ニラキムチ汁、牛乳の5品。ニラキムチ汁には、あおき農園産のニラや、りはらの白菜キムチが入り、子どもたちは箸を進めた。
5年生の寺戸柊瑛(しゅうえい)さん(10)は「農家の人たちの話を聞けて、一緒に給食を食べておいしかった」とほほ笑んだ。
この日は同市美都、匹見両町の3小学校、2中学校に計130食分が提供された。
(中山竜一)