【大田】三瓶温泉の2カ所の公衆浴場「志学薬師鶴の湯」「亀の湯」(大田市三瓶町)で、軒先に風鈴をつるし、涼を呼び込むイベント「ふうりんおんせん」が開催中だ。合わせて約500個が透明感のある音を響かせ、訪れた人に癒やしを与えている。
魅力づくりを目的に、地元住民が2010年から実施。入浴客らにも風鈴の絵付けをお願いし、少しずつ数を増やしながら8月末まで飾る。
ヒマワリ、スイカ、金魚や花火といった夏らしい絵を描いたカラフルな風鈴もあり、スマートフォンに収める人の姿も目立つ。地域交流拠点・志学まちづくりセンターの三谷和弘さん(52)は「コロナ禍で大変な時期ではあるが、温泉でゆっくり疲れをとり、風鈴の音色でも癒やされてほしい」と話している。 (錦織拓郎)