12月1日に松江市内で開催される国宝松江城マラソンの実行委員会が24日、同市内で開かれ、最終エントリー数が昨年大会より802人多い4552人になったと報告された。実行委は昨年創設された種目「ファンラン」と、ふるさと納税枠の浸透が主な要因とみている。エントリーが4千人を超えるのはコロナ禍前の2019年大会以来。
フルマラソン(42・195キロ)は、昨年大会より661人増の4231人となった。一般枠は4141人で、松江市にふるさと納税をした人に出走権を与える制度は64人が申し込んだ。若い世代に大会を親しんでもらうのを目的としたファンラン(4・5キロ)は321人がエントリーした。
都道府県別では岩手県や宮崎県などを除く42都道府県からエントリーがあった。最も多かった島根県の1726人は過去最多で、鳥取県(573人)が続く。山陰両県外では広島県(458人)が最多だった。今大会から「メディカルランナー」を募集し、医者、看護師、救急救命士などの11人がランナーの体調状態を確認しながら走る。
大会は「マラソンチャレンジカップ(MCC)」に加入し、フルマラソンで年齢別男女1位になったランナーには他の大会の参加料に充当できるポイントが付与される。 (黒崎真依)