感謝状を受け取る大庭伸次支店長(左から2人目)と大畑正一課長補佐(左)=益田市東町、益田署
感謝状を受け取る大庭伸次支店長(左から2人目)と大畑正一課長補佐(左)=益田市東町、益田署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、益田署がこのほど、JAしまね西いわみ地区本部益田東支店の職員2人に感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは同支店の大庭伸次支店長(55)と大畑正一課長補佐(52)。10月に携帯電話で通話しながらATMで振り込みをしようとする80代の女性について、他の客から相談を受けた。声をかけると「孫からの電話だから大丈夫」と言われたが、電話を代わって話しても話がかみ合わなかった。通話履歴に不審な点があり詐欺だと気がついた。信じ込んでいた女性を思いとどまらせ、警察に通報した。

 益田署で感謝状を受け取った大庭支店長は「お客さまとのコミュニケーションを心がけ、今後も被害防止に努めたい」とし、大畑課長補佐は「年配の方がよく利用する金融機関で、ターゲットになりやすい。年末に向けて気を引き締めたい」と話した。

 中尾節也署長は「市民の財産を守る高い意識で被害を防止していただき、大変心強い」と感謝した。(藤本ちあき)