こどもの日に生まれた羊の赤ちゃんをなでる大賀満成施設長=益田市高津3丁目、さんさん牧場
こどもの日に生まれた羊の赤ちゃんをなでる大賀満成施設長=益田市高津3丁目、さんさん牧場

 益田市高津3丁目の観光牧場「さんさん牧場」で、こどもの日の5日に羊の雄の赤ちゃんが生まれた。昨年のこどもの日にも同じ母羊が雄を出産し、飼育員たちは不思議な巡り合わせに驚きながら、端午の節句に生まれた兄弟の成長を願っている。

 5日午前8時過ぎ、飼育小屋で雄の赤ちゃんが生まれているのを職員が発見した。体重は推定5~6キロで、か細い声で「メェ~」と鳴き、6歳の母メリーの乳房に吸いつく愛らしい姿を見せている。

 4歳の父悟空との間に生まれた2匹目の子で、兄ジュニアも昨年のこどもの日に生まれていた。大賀満成施設長(60)は「出産日が近づいているのは分かっていたが、まさか同じ日になるとは」と驚いた様子で、人気者の兄弟になってほしいと期待する。

 成育は順調で、母メリーも産後の興奮状態が落ち着いたという。赤ちゃんの名前は公募などで決める予定で、かわいらしい姿を見に来てほしいと呼びかけている。(吉田雅史)