【雲南】「中距離ナンバーワン市民ランナー決定戦」と銘打ち開催される全国大会「MDC THE FASTEST 1K」の地方予選が14日、雲南市内であった。島根県での開催は初めて。1000メートルトラックレースに80人が出場し、男女年齢別の9部門で健脚を競った。
全国大会はスポーツ関連事業を手がける「TWOLAPS」(東京都)が主催し、各地の地方予選を勝ち抜いたランナーが東京に集い、10月に開催される。
地方予選の島根開催は、同社のインターンに参加する出雲市出身の大学4年生布野雅也さん(22)が雲南市陸上競技協会に持ちかけ、同市陸協の6月記録会に合わせて実施した。
会場では音楽を流し、仲間たちがコースに入って選手を応援できるよう趣向を凝らした。各部門の選手たちは号砲とともにスタートし、ペース配分を考えながらトラックを力走。ラストスパートで競り合うランナーたちもいて、仲間から「いけー」「ファイト」と盛んな声援が送られた。
各部門の上位1人が全国大会に出場する。男子36~45歳の部で優勝した出雲市の市民ランナー、布野雅士さん(44)は「声援が大きな力になった。全国大会ではしっかりと前で勝負し、優勝争いに絡みたい」と意気込みを話した。(福間崇広)