【浜田・江津】妖怪にちなんだ生き物を紹介する企画展「恐怖のアクアス妖海学校」が、浜田市・江津市のしまね海洋館アクアスで開かれている。ゆっくり泳ぐ姿が幽霊を思わせる体長最大1メートルのユウレイクラゲなど、見た目や名前が奇妙な25種類の生き物が来場者を楽しませている。10月31日まで。
背骨が透けて見えるトランスルーセント・グラスキャットは、骸骨のお化けを思わせる。暗い洞窟にすみ視力を持たないブラインド・ケープ・カラシンは、のっぺらぼうを連想させる。鮮やかな赤いはさみと黒い脚が特徴のレッドデビルクラブや、吸血鬼のような鋭い目つきをするバンパイアクラブも見応えがある。
不気味な雰囲気を演出しようと、会場は廃校をモチーフにした。理科室と名付けたエリアでは、リュウグウノツカイやダイオウイカの標本を披露している。
魚類展示課の岩沢愛弥さん(26)は「お化けを思わせる生き物たちを見てひやりとした気分を味わってほしい」と話した。
入館料は大人1550円、小中高校生500円。8月中は無休。9月からは毎週火曜日が休館日(祝日の場合はその翌日)。 (宮廻裕樹)