湯たんぽ
湯たんぽ

 冬になると、布団に入っても足先が冷たく、なかなか寝付けない夜が増えてくる。そんなとき頼りになるのが湯たんぽだ。足元やお腹に当てるだけで、体の芯からじんわり温まり、布団の中を快適な温度に整えてくれる。最近は昔ながらのお湯式だけでなく、手軽な充電式や柔らか素材のものも増え、ライフスタイルに合わせて選びやすくなっている。冬の睡眠環境を底上げするアイテムとして、改めて注目したい。

【写真】布団に入れた瞬間から、じんわり幸せ。冷えた夜の寝付きが一気に変わる

■充電式?お湯式?湯たんぽは大きく分けてこの2タイプ

ひとくちに「湯たんぽ」といっても、主に”電気タイプ”と”お湯を入れるタイプ”がある。それぞれ使い勝手や向いている人が大きく異なるため、違いを押さえておきたい。

■充電式湯たんぽの特徴
●メリット
・お湯を沸かす手間が不要
・一定時間しっかり温かい

●デメリット
・充電が必要
・寿命がある
・丸洗いできない

■お湯式湯たんぽの特徴
●メリット
・構造がシンプルで長く使える
・お湯の温度を自分で調整できる
・電源不要で場所を選ばない

・丸洗いしやすい

●デメリット
・お湯を沸かす手間がかかる
・やけどに注意
・重くなりがち
・朝まで温かさを保てない場合も


■【お湯式】マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付

昔ながらの金属製湯たんぽで、高い保温力が魅力。お湯を入れると長時間じんわりと温かさが続き、布団の中全体を効率よく温めてくれる。付属の袋に入れて使えば、直接触れても熱すぎず安心。構造がシンプルで壊れにくく、長く使える点も支持されている。しっかり温めたい冷え性さんや、足元の冷えが特につらい人に向いた定番モデルだ。

●おすすめポイント
・保温力が高く温かさが長持ち
・シンプル構造で耐久性が高い
・付属袋付きで安心して使える

■【お湯式】タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ 2.6L

自立する形状が特徴のプラスチック製湯たんぽ。注水や収納がしやすく、扱いやすさに優れている。容量も十分で、布団の足元に入れておけば朝まで温もりが続く。金属製に比べて軽量で、持ち運びしやすいのもポイント。湯たんぽ初心者でも使いやすく、日常使いにちょうどいい一台だ。

●おすすめポイント
・立てて置けて注水がラク
・軽量で扱いやすい
・しっかり容量で長時間保温

■【お湯式】尾上製作所 はじめて湯たんぽ 1.7L

「はじめて」の名の通り、扱いやすさを重視した日本製湯たんぽ。コンパクトサイズで布団の中でも邪魔になりにくく、部分的に温めたい人に向いている。キャンプや防災用としても使えるため、普段使いと非常時を兼ねられるのも魅力。必要十分な温もりを、手軽に取り入れたい人におすすめだ。

●おすすめポイント
・コンパクトで布団に入れやすい
・日本製で安心感がある
・防災・アウトドアにも使える


■【充電式】Great Home JP 充電式 湯たんぽ

充電して使うタイプで、お湯を沸かす手間がいらない手軽さが魅力。大きめサイズで足元からお腹までしっかりカバーでき、5〜15時間と保温時間も長い。柔らかなカバー付きで、抱えて使えるのも特徴。過熱防止機能やPSE認証など、安全面にも配慮されている。

●おすすめポイント
・充電式で準備が簡単
・長時間保温で朝まで安心
・柔らかカバーで心地いい

■【充電式】Rilobi 充電式 湯たんぽ

約8分の急速充電で使える手軽さが魅力の充電式湯たんぽ。4〜12時間保温でき、就寝時だけでなく在宅ワーク中の冷え対策にも活躍する。ソフトな素材で体にフィットしやすく、繰り返し使えるエコ仕様。プレゼントとしても選ばれやすい一台だ。

●おすすめポイント
・急速充電で待ち時間が短い
・体にフィットする柔らかさ
・繰り返し使えて経済的

■【充電式】 湯たんぽ コロまる(シマエナガ)

見た目のかわいさと実用性を兼ね備えた蓄熱式湯たんぽ。コードレスで扱いやすく、約8時間温かさが持続する。ポケット付きカバーで手を入れて温めることもでき、癒しアイテムとしても人気。冷え対策をしながら気分も上げたい人にぴったりだ。

●おすすめポイント
・コードレスで使いやすい
・かわいいデザインで癒される
・ポケット付きで手も温められる


 湯たんぽは、冷えた布団を一気に快適に変えてくれる冬の心強い味方。電気代を抑えつつ、じんわりとした温もりで寝付きの悪さを和らげてくれる。しっかり温めたいならお湯式、手軽さを重視するなら充電式と、ライフスタイルに合わせて選べるのも魅力だ。寒い夜がつらいと感じたら、湯たんぽの底力で冬を乗り越えよう。