中学生とオールをこぐ冨田千愛選手(右)=米子市西町、錦海ボートコース
中学生とオールをこぐ冨田千愛選手(右)=米子市西町、錦海ボートコース

 東京五輪ボート女子の軽量級ダブルスカルで10位に入った米子市出身の冨田千愛選手(27)=関西電力、米子東高出=が11日、米子市西町沖の錦海ボートコースで子どもたちとオールをこいだ。腕を磨いた思い出の場で、ボートの楽しさと技術を伝えた。
 後援会関係者の呼び掛けでNPO法人米子ボート協会(杉村正男会長)が運営する米子漕艇(そうてい)クラブの練習に参加。小、中学生と高校生の約50人と汗を流した。
 このうち7人と800メートルを2人乗りのダブルスカルで試走。水をかくブレードの着水と離水で、しぶきを立てずになめらかにオールを操る世界レベルの技術を披露した。
 クラブに所属して2年目となる岸本小学校4年の影山龍輝君(9)は「息を合わせてくれ、艇が早く進んで楽しかった」と笑顔。7月の全日本中学選手権のシングルスカルで優勝した後藤ケ丘中学校3年の橋本理史さんは(14)「冨田選手のように五輪出場を目指す」と岸辺から見守った。
 数年ぶりに訪れた思い出の地に、冨田選手は「ボートは楽しいんだよということが伝わったらいい。久しぶりにコースでこいで楽しかった」と話した。12日には鳥取市の湖山漕艇(そうてい)場でも子どもたちと交流する。
(田淵浩平)